玉掛けとは、重い荷物を吊り上げる際に使用される方法です。
安全性と効率性を高めるために、さまざまな種類があります。
今回の記事では、主な玉掛けの種類について解説します。
▼玉掛けの種類
■目掛け
吊り荷の金具に、ワイヤーロープの輪っかをかける方法を指します。
長所は、つり荷側に金具があれば、容易にかけられる点です。
■あだ巻掛け
あだ巻掛けとは、荷物に玉掛け用のワイヤーロープを1回巻きつけて掛ける方法です。
つり角度によってワイヤーロープが内側に引き寄せられ、滑りを防ぐ効果があります。
短いワイヤーロープを使用する場合は、つり角度が大きくなため修正が必要となります。
■目通し
目通しは、荷物に玉掛け用のワイヤーロープを絞る方法です。
長所は、荷物が絞りこまれることで摩擦力が増し、滑りを防げる点です。
ただし深絞りの場合、ワイヤーロープの張力が大きくなり、強度不足や変形のリスクがあります。
つり荷をかける際には、絞り方やつり角度に気をつけ、ワイヤーロープの品質を確認しましょう。
■半掛け
半掛けは、玉掛け用のワイヤーロープを、中央部のフックにかける方法です。
この方法は、つり荷側につり金具がある場合や、重心が安定している場合に適しています。
▼まとめ
玉掛けの種類には、以下があります。
・目掛け
・あだ巻掛け
・目通し
・半掛け
それぞれ異なる特徴があるため、使用状況やつり物の性質に合わせて選択するのが基本です。
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